誰もが憧れる1億円。実際、筆者も現在35歳でもうすぐ1億円に到達しますが、資産形成を志した時の最初の目標は1億円でした。
1ドルが100円であれば100万ドルが1億円となるのでミリオネアと言われる水準になります。
自分で働いたお金を積み上げて到達した方もいらっしゃれば、遺産等を貰って1億円となったという方もいらっしゃることと思います。
執筆現在の2022年4月ではドル円レートが125円となっているので性格には1億2500万円が必要ですが。
現在、FIREという言葉が流行していることからわかる通り、早く資産を形成して労働から脱出したいと考えている方は多いはずです。
1億円あればリタイアできると考えて、日々頑張って稼いで節約をしている方もいらっしゃることと思います。
ただ、実際に1億円でリタイアすることは可能なのでしょうか?
本日は1億円という資産の立ち位置を考えた上で、資産を構築するために必要な考え方をお伝えしていきたいと思います。
1億円でリタイアは可能!?
まずは1億円でリタイアすることが可能なのかという点についてお伝えしていきたいと思います。
確かに1億円あればリタイアすることは可能です。
ただし、田舎に住んで慎ましやかに生活すればという条件がつきます。
1億円あれば適用に高配当銘柄に分散投資するだけで税後で400万円-500万円の資産を毎年得ることができます。
田舎にい住んでいるのであれば、子供を私立に行かせたり塾代に高い費用を払わない限りは十分可能な水準ではないでしょうか?
ただ、子供にはふんだんにつぎ込みたいという方にとっては心細い金額ですよね。
しかし、都会となると話が違ってきます。
持ち家の方であれば、なんとかやりくりすることも可能ですが、まだローンが残っていたり賃貸の方であれば不可能です。
家族で住むとなると月20万円は必要で、年間電気ガス水道ネットを含めるとコストだけで300万円が必要になってきます。
400-500万円の配当金ではとても全てをやりくりすることはできませんね。
都会で持ち家ではない場合は最低でも2億円の資産を形成してからリタイアを考えるのが得策といえるでしょう。
実際、筆者は子供がまだ小さいですが年間の生活経費だけで600万円ほどかかっています。
1億円は2年以内に達成予定ではありますが、全くリタイアするビジョンは見えません。
現金も1つの「資産」!?減価する日本円のリスクを考えよう
最初に2022年4月現在、ドル円は125円となっているとお伝えしました。
これは円が基軸通貨であるドルに対して減価していることを意味します。
預金として現金を保有していると絶対に減らないし安心と考えている方が多いと思います。
しかし、今こうしている間も貴方の世界における購買力は低下しつづけているのです。
けど、日本のモノやサービスの値段は変わらないから大丈夫と考えた方もいらっしゃるでしょう。
これは非常に甘い考えです。
日本は国内で必要なモノやサービスを全て生産できてはいません。
特に食料自給率は低く、海外からの輸入に頼っています。
では円安が進むとどうなるでしょうか?
海外からの輸入品の円建での価格は高くなり、我々の生活にも影響を及ぼしていくのです。
日本は残念ながら需要が伸びることで発生する健全なデマンドプルインフレは見込めません。
これは少子高齢化と企業が所得をあげないことと、国が緊縮政策をしき続けているからです。
しかし、海外のモノやサービスの価格があがり円安がすすむことでコストが上昇してインフレとなる、
コストプッシュインフレの可能性が徐々に高まっているのです。
今、保有している1億円が10年後は7000万円の価値しかないかもしれません。
現金という資産に投資しているというのは非常に危険なことなのです。
労働所得だけでなく資本所得を得てリタイアを目指そう!
最初に筆者は35歳でもうすぐ1億円の資産に到達するとお伝えしました。
これは親からの遺産などは含まれておらず、筆者の独力によるものです。かといって筆者が起業で成功したとかではありません。
確かに給料が高い会社に勤めてはいますが年収は1500万円程度で妻は一般職なので然程給与は高くありません。
二人で手取り所得は1200万円程度です。600万円の生活経費が発生するので貯蓄できる金額は600万円です。
あくまで、この数値は35歳時点での数値であり、若い時の貯蓄金額は200-300万円でした。
つまり22歳から働き始めて35歳までの13年間の平均貯蓄額は400万円程度と考えていただければと思います。
すると、単純計算しても1億円には到底届きません。
そうです。筆者は労働収入に加えて投資による資本収入を加えて資産を構築していったのです。
得られる所得には2種類存在します。
1つは労働から得られる労働収入。
もう1つが形成した資産から得られる資本収入です。
投資ときくとギャンブルと考える人がいまだに多く存在しています。
しかし、それは投機と投資を勘違いしています。
資本主義が整備されている現代において堅実な投資をしっかりと行うことができれば、着実に資産を形成していくことが可能となります。
次回、筆者が実際におこなっている資産運用法についてお伝えしていきたいと思います。